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【営業大学院大学構想】学校教育と社会とのギャップ

  • 執筆者の写真: 樋口 理一
    樋口 理一
  • 2014年8月25日
  • 読了時間: 2分

【営業に特化した大学院大学構想】■学校教育と社会とのギャップ このような現実がある中で、これらの価値観に遭遇できる可能性を狭めているのは、学校教育にも問題があるように思えてならない。現在の日本の大学に目を向けると若者たちが社会で活躍するために身に付けるべき、ありとあらゆる専門分野がそろっているにもかかわらず、営業マンとして必要な知識や知恵、スキルなどを学ぶ場がないように思う。三菱商事の人事部長もこんなことを言っている。「大学教育と企業の採用の根本的な問題は、大学は専門知識を教える一方、企業の仕事の約8割は営業だということではないか」まさにそのとおりである。大学側も営業はセールス(販売)として定義し、セールス(販売)はマーケティングの一つの要素にしか過ぎず、もっぱらマーケティングの下位の概念でしか存在価値を認めていない。これだけ現実とのギャップがありながらも、変化の激しい現代においても、ビジネスが多様化していっている昨今でも、大学側の見解は今も昔も何ら変わっていないのは何ともさみしい現実である。(※参考 アメリカやヨーロッパに目を向けても、唯一アメリカのノースウエスタン大学ケロッグ大学院だけが営業と営業マネジメントコースがあるのみ。) 日本に営業を学問として定義し、いわゆる “営業学” として捉え、体系化し、学びの場を提供する必要があるのではないでしょうか?営業の仕事から得るものはないと発言する人達の誤解を解きたいと痛感する。いや解かなくてはならないという使命感に益々駆られていく今日この頃である。ここに私は一石を投じたいと思っております。

営業大学院大学構想について

 
 
 

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